vSphere 7から、仮想マシンの電源操作に「強制終了」というメニューが加わっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

この「強制終了」には注意点があり、実行すると vSphere HA により、仮想マシンが再起動されます。

 

上記動作は、HA の設定で「仮想マシンの監視」が無効の場合でも同様の動作となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仮想マシンを「強制終了」により停止中に、何らかの操作(例えば、仮想マシンの削除)を実施した場合、
フェイルオーバーアクションがスタックし、下記のメッセージが残ることがあります。

vSphere HA によって、データセンター XXX のクラスタ XXX 内の1仮想マシンでフェイルオーバー アクションが開始されました

vSphere HA フェイルオーバー操作がデータセンター XXX のクラスタ XXX で進行中です: 0 台の仮想マシンが再起動されました。1 台の仮想マシンが再試行を待機中です。0 台の仮想マシンがリソースを待機中です。0 台がアクセス不能な vSAN 仮想マシンです

 

vSphere Client クラスタサマリのメッセージ例

 

vc-support journalctlログ例
[vSphere HA failover operation in progress in cluster xxx in datacenter VxRail-Datacenter: 0 VMs being restarted, 1 VMs waiting for a retry, 0 VMs waiting for resources, 0 inaccessible vSAN VMs]

 

上記メッセージを消すためには、HAの再構成を実施します。実施方法は、下記ドキュメントがわかりやすいです。
VxRail:クラスター全体でvSphere HAを再構成する

 
 

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