vCenter Server profilesは、vSphere7.0の新機能です。
この機能に関しての日本語で解説している記事が見当たりませんでしたので、調べたことを書こうと思います。
ちなみにvCenter Server profilesは、VCAP-DCV Deploy(3V0-22.21N)の試験範囲にも含まれています。
Objective 7.2 Set up log collection and VMware vCenter Server® backup
7.2.1 Manage and review VMware vSphere® log files
7.2.2 Configure VMware vCenter Server® file-based backup
7.2.3 Configure and manage VMware vCenter Server® backup and restore options
7.2.4 Configure VMware vCenter Server® profiles
本機能は、vCSAを複数デプロイするような大規模環境で有用なものとなっているため、私自身が携わった実案件で使用した経験はなく、上記の試験学習を通して初めて詳細を知りました。
vCenter Server profilesとは
vCenter Server profilesは、REST APIを介してvCenter Serverの構成をインポートおよびエクスポートすることができる機能です。
ベースとなるvCenter Serverから構成情報をエクスポートし、別のvCenter Serverにインポートすることにより、複数のvCenter Serverで一貫した構成を担保することができます。
なお、エクスポートされた構成ファイルは、JSON形式となっています。
100 台の vCenter サーバーの制限があります。
API は、デベロッパー センターの「アプライアンス」API の下にあります。
[API Explorer] > APIを選択にて、[appliance] を選択し、検索ウィンドウに「infra」と入力します。
下記の4種類のAPIを実行することができます。
①リスト: エクスポートまたはインポートできる構成を一覧表示できます。
②エクスポート: 構成を *.json ファイルとしてエクスポートできます。
③インポート: 目的の構成変更をターゲット vCenter Server にインポートできます。
④検証: ターゲットの vCenter Server に対して構成の変更を検証します。