今回はこちらの動画の解説をしていこうと思います。

普段、私はHCI製品のテクニカルサポート業務を行っておりますが、vSANのトラブルシューティングにあたり、CLIで操作することが多々あります。

上記の動画が、vSANの情報確認において非常に有益でした。

Contents

はじめに

esxcli vsan debug コマンドには様々なオプションがあります。

今回の動画ではそのなかで、esxcli vsan debug object について解説しています。
上記コマンドのオプションとしては、health, list, overview があります。

healthオプション

まずは、healthオプションから説明していきます。

healthオプション内にも様々なオプションがありますが、最初に見るべきは summary get コマンドです。
このコマンドにより、vSANオブジェクトの状態を確認することができます。

動画では、ホストをメンテナンスモードのノーデータマイグレーションで実行した場合の動作を説明しています。

このホスト上には、FTT0のvmdkが存在するため、オブジェクトが1つinasseccisbleとなっていることがわかります。

FTT0以外のオブジェクトは、オブジェクトに障害が発生しており、vSANはその障害に耐えることができたことを意味します。
vSANは、オブジェクトの再保護を試みる前に60分間待機します。これは、一時的(ホストの再起動、ドライブの交換など)
または永続的(ホストの障害など)のいずれかになります。
待機時間が長すぎる場合は、手動で再構築操作をトリガーできます。vSAN設定で待機時間を変更できます。

これらのリストの意味は下記KBに解説があります。
https://kb.vmware.com/s/article/2108319?lang=ja

overviewオプション

続いて、overviewオプションの解説となります。

このオプションでは下記の項目を一覧として表示することができます。

Group UUID オブジェクトが何に属しているか
Version ディスクフォーマットバージョン
SPBM Profile RAIDタイプ
healty オブジェクト内のコンポーネントのヘルスステータス
<現在執筆中>
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