
VCP-DCV 2021を受験してきましたので記事にしました。
結果は以下のとおり、満点でした。

VCPの上位資格である、VCAPの取得まで目指していましたので相当な量の勉強をしましたが、どのくらい勉強すれば合格できるのかの目安も書いていこうと思います。
Contents
はじめに
VCPとは
VMware社が認定しているVMware Certified Professionalという資格の略称です。いくつかあるVCPのトラックのなかで、1番一般的なvSphereの機能について問われるのがVCP-DCVとなっています。
本試験の難易度としては、実務経験がない前提の場合、Cisco社のCCNAより若干簡単かなという印象です。ただ、VCPに認定されるために必須であるトレーニングの受講だけでは本試験に太刀打ちできませんので、試験対策本やオンラインドキュメント等による自己学習が必要です。
試験範囲
試験の概要は下記の、EXAM PREPARATION GUIDに記載があります。
vSphereを扱ううえで必要な初歩知識が幅広く網羅されています。
Section 1 – Architecture and Technologies
Section 2 – Products and Solutions
Section 3 – Planning and Designing
Section 4 – Installing, Configuring, and Setup
Section 5 – Performance-tuning, Optimization, and Upgrades
Section 6 – Troubleshooting and Repairing
Section 7 – Administrative and Operational Tasks
VCP認定に必須ではありませんが、推奨トレーニングとして下記があります。実際このトレーニングで学習した項目が試験に出ましたので可能であれば受講をおすすめします。
VMware vSphere: Optimize and Scale [V7]
https://mylearn.vmware.com/mgrReg/courses.cfm?ui=www_edu&a=one&id_subject=93065
実際に使ったドキュメント
黒本
一番のおすすめです。正直、巻末の模擬問題だけやれば受かります。
洋書からの翻訳ではなく日本人の著者により書かれているため、IT専門書にありがちな難解な日本語は登場しません。
また、随所にVMwareのナレッジベース(KB)の紹介がされているため、私のようなテクニカルサポートエンジニアはもちろん、構築・運用エンジニアにも現場で役立つ情報が盛りだくさんです。
洋書
下記の本を買いました。洋書かつボリュームがあるため、各章にあるテストを中心に、辞書的な使い方をしました。
VCAPを目指す場合、買って損はないですが合格点を取るだけであれば必須ではないです。
公式ドキュメント
本でわからなかったところを公式ドキュメントで調べました。
https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/index.html
Udemy
英語ができる方は下記の動画がおすすめです。
vSphere 7の新機能を中心にシンプルに全体がまとまっています。
https://www.udemy.com/course/vmwarevsphere/
まとめ
黒本を3周読んで理解し、巻末の模擬問題を実施する。
模擬問題でわからなかったところを、公式ドキュメントを用いて調べるという方法が最短に思えます。